若者たちは夕日を眺めた

   赤く焼けた天空の

美しさに誘われ、それぞれに

 若者たちは赤く焼きつく

されたい心を伴って集まる

またそれぞれに

 その夕陽を心に打ち刻もう

  と立ち尽くす

 若者たちの心の中で

  夕陽は、過去へ屈折したり

   未来へ直進したりする

  沈め 沈め

    明日に沈め

         水俣港にて二十代の頃 北北東

  思い出の紙片に写るのは水俣港・・それぞれの未来も知らないまま 一時を共有した仲間だ。