2015年3月24日 熊日読者の広場

原題 「あれから4年、福島原発事故を風化させるな」

 
   原文

震災から4年を過ぎた春の日曜日、久しぶりに趣味のアマチュア無線機に電源を入れると、福島県内の移動中の無線局のCQ(各局聞こえていたら応答くださいの略語)が飛び込んできた。4年経っても風化しないようにと福島から声をあげていると当日は、福島県双葉郡富岡町移動中。「地震と津波で岩手、宮城は相当な打撃を受けたが、それに加えて福島では、今も眼に見えない物と闘っている」と、「原発事故の影響でまだ約10万人が避難中。避難地区を解除されても、子どもを持つ家族は戻って来れない。それでは町や村は復興しない、だから帰れるまで福島から声を上げ続ける」のだという。こちらからは何と声を掛けたらよいか言葉が見つからない。まだまだ事故の終結が見えず現地は深刻だ。私は、この交信2週間前にトルコへ旅をした。この国も大地震が多い国で周囲は紛争地だ。現地案内人は、トルコで初めて2つの原発を導入予定だが、一つは日本の首相が訪問し売り込んだ日本製と、もう一つはロシア製と説明した。案内人は「反対運動をして造らせない」と決意は固い。事故の収束を見ない中では他国への原発輸出を日本政府は断念すべきだろう。国民の生命を置き去りにした経済優先の政策はもう終わりにして欲しい。


*読者欄編集者によって読みやすいようにと校正されたと思うのだがこれによって 福島に行かなかった私が行ったように変化している。「ちょっと こりゃあまずいぞ」・・滅多にない取り間違いが生じたようだ。
”声をあげていると”のあとに”、”が無かったためと思われる。もう少し分かり易くしないといけないと反省。
でも訂正する方法もない。これに懲りないでまた言いたいことを書いてスッキリしたいと思うのだが。(H)