福祉的行動の記録

その昔 日本社会福祉士会主催の「成年後見」と「独立型社会福祉士」の研修を終了した。やはり昼間放射線技師の本職の傍ら
夜や休日に少しの時間で福祉の勉強を・・だが現実には転職には、つながらなかった。かっての記録としてここに残しておこう。

成年後見制度研修について   独立型社会福祉士研修について
2003年受講  東京にて受講 2007年受講 東京青年会館にて
アカデミアにて受講、難解な民法や関連科目の研修を受けた。スクーリングは楽しかったが、その前の通信教育の課題が非常に難しかったことを覚えている。元々はドイツの世話人制度を日本に持ち込んだもので当時の成年後見は介護保険運営上の両輪の一つの重要なものとして学習した。
 
実習先は宇城市松橋の「えんぱ」と熊本の共同社会福祉士事務所。
えんぱは 公的隙間を埋める事業で養鶏場も経営されており資金づくりも連動作業所づくりも兼ねていた。放課後は子どもの援助事業もされており、講習会講師を含め、手広い範囲をカバーされていた。
最近の動向では専門職として後見受諾した弁護士などが被後見人の財産を横領して捕まったニュースなど目に触れるが・・その被害の額なんと5億6千万円とか。高所得者のはずの弁護士も目がくらむのだろう。目の前に自由に動かせるお金を目にするとその垣根はなくなるか。

家族であっても下手な後見実務で記載漏れや通帳紛失などで裁判所に呼び出されて叱られる時代になった。他人のための仕事だからこそまずは身辺の整理整頓が不可欠。そのうえで、被後見人のための本人に代わっての書類記入出金など、いつでも対応できるためにもきめ細かい心がけが決め手。自らの健康管理をちゃんとやって必要なとき動ける後見専門職であらねばならない。
 私は自らの記録さえ曖昧なために後見学習のみで終了した。やがて私が被後見人にならなければならない時代になってしまったようだ。
ああ他人に迷惑かけるだけで、これ以上歳は取りたくないなあ。  (>_<)もう忘れ物ばかりだ。
 
 カリキュラムの中に含まれる社会福祉士事務所として開業されている事務所での実習を体験した。

・・実際に実習はTさん(介護記録の本を執筆されていた),についてヘルパー講座で記録の講師をされているのを袖の方から学ばせて貰った。Sさんは独立型でも成年後見を主に介護福祉士の免状もあってとても親身に世話をされていた。力持ちの二人をみていてとても私には無理なことだと断定。あきらめることにした。知らない世界を体験させてくれたことに感謝。

2014年1月に広島で独立型の学習発表会に参加.
最近の独立型の情報を仕入れに参上。とても広範囲の事業が紹介された。特にDVシェルターの活動では生命を張るようなこともあって、また外国人のための福祉、児童の貧困への(学習)支援、触法青年への援助、スクールソシャルワーカーなど幅広い分野にその活躍の場があることを知らされた。
広島名物のお好み焼きと、厳島神社を眺めて新幹線で往復したことが印象深い
社会福祉士の後見専門職として動く人材も増えてきた。熊本でも沢山の仲間が受諾している。 その姿は一般市民に浸透していない。司法書士や弁護士や市民後見が認知度は高い。地域包括でも扱っているのだろうか。忙しいのでケース紹介だけだろうな。 最近は認定社会福祉士取得などの要件を満たさないと個人的開業を
認めない方針に変更されていて、既に私はそれすら手を挙げることは
できない。